今回は、たぶん息子であるつみをが、遂にブログを始めた記念ということで、母からの想いを綴った手紙を寄稿することになりました。もちろんただではやりません。つみをからは300円貰います。
拙い文章ではありますが、ぜひ一読の上、完全に記憶から消去するかご検討ください。
拝啓つみを様
拝啓つみを君。
いや、つみを様と書くのが適当ですね。もう、あなたは大人ですものね。毛も生えそろってますからね。
今回は念願だったブログサイト開設おめでとう!
お母さんは自分のことのように嬉しいとは正直思えず、ただおめでとうです。
つみをが「ブログをやってお金を稼いでオレオをたらふく食べるんだ!」と息巻いてたのが、ちょうど1年と682日前でしたよね。残念ながらその間に、日本でのオレオの生産は中止となりました。
一向にブログを作る気配を見せず、「塩パンうめえ!塩パンうめえ!」と塩パンをアホみたいに食い散らかして過ごしてましたよね。アホが!
お母さんは正直、「塩パン塩パンって買いまくってるけど、お前それ騙されてるからな。塩パンって基本的に入ってるの、塩だけだからな。原価めっちゃ安いからな。食パンに塩かけて食ってろよ。」と思ってましたし、「なんなんだこいつ。ブログも結局やらない。仕事もろくにしない。口はべらぼうに臭い。いつものつみをの口だけのやつか。ダメ人間か。親の顔が見てみたいわ。」と思って、鏡ばかり見てました。
それがなんということでしょう。ほんとにブログサイトを開設することになるとは!
これは親として一生の不覚でした。お母さんは脱帽しました。ちなみに脱毛は月二回です。
後期高齢者の股間くらい意志が弱いつみをが有言実行したのかと思うと、未だに現実を信用できず、毎朝起きては、右鼻からうどんをすすり左鼻からうどんを出して夢じゃないか確認する毎日です。おかげで、つるつるのうどんの見分けがつくようになりました。丸亀製麺でパートする日も遠くはないでしょう。
つみをの思い出
思えば、つみをは今までもたびたびそうやってお母さんを驚かせることがありましたよね。
憶えてますか?あれはつみをがまだ毛も生え揃ってないガキだった中学生の頃のことです。
土砂降りの雨の日、あなたは「公園で見つけたんだ。これは運命の出会いだ!お願い!どうしても飼いたいんだ!ちゃんと面倒見るから飼ってもいいよね?」と動物を拾ってきましたよね。
ラクダでした。
「ラクダはねえだろ。ラクダはさすがにねえだろ。」と私は思うのと同時に「ラクダって意外にでけえし、変な顔してんなあ。」と思った記憶があります。
「絶対ダメ!」と言い張っていたら、拗ねたあなたは三日三晩チェリオを酒のようにあおり、マイムマイムを踊り狂ってましたよね。フォークダンスのくせにキレッキレでしたから、危うく大きい病院に連れていくとこでした。
ラクダはわたしの首長国連邦系の知り合いに頼んで本場に引き取ってもらいました。
また、毛が生え揃って覚醒してくる高校生のときは、後にも先にも一度きりの母の日のプレゼントをくれたことがありましたよね。
さかなクンの脳みそでした。
「これどうしたの?」と聞くと、「海岸に落ちていたんだ。」とあなたは言いましたよね。
「それは落ちていたのではなく、置いていたのだよ。」と私は言い、「今頃、死ぬほどこの持ち主は困っているから元の場所に返して来なさい!」と一喝しました。そもそも私はこれを貰っても100パーセント嬉しくありません。粗大ごみです。
しかしまさか、さかなクンの脳みそを持ってきて、それをプレゼントしてくるとは大変驚きました。ぎょぎょぎょぎょ!!でした。もう一度言うと、ぎょぎょぎょぎょ!!でした。
また高校を中退して引きこもったり引きこもらなかったり商店街を獅子舞で練り歩いていた時期には、突然、初めて友人を家に連れてきたことがありましたよね。
ニコラスケイジでした。
まさか、ハリウッド個性派俳優ニコラス・ケイジを連れてくるとは大変な驚きでした。
でもお母さんは正直、「よりによってニコラスケイジかよ…二コラスケイジかよ…」と内心思いましたが、ケイジはお母さん特製のきゅうりの素揚げもたくさん食べてくれたし、今となってはいい思い出です。彼はやはり本物のゴーストライダーでしたよね。箸が上手く使えずヒステリックにちゃぶ台を叩き続けたときはどうなるかと思いましたけどね。
最後に
長くなりましたね。
色々書き殴りましたが、300円分以上の文字数は稼いだのでもう終わります。特に実際のところ感慨もありません。
それはなぜなら、つみをの将来はまだまだこれからであり、未来はまだまだ続くのであり、過去を立ち返ってる暇などないからです。常に挑戦して明るい未来を求めて生きるべきなのです。前向いて死ね!!
というわけで終わります。
つみをはとにかく意志が弱く我慢強さがないので、このブログもいつまで続くかわかりません。すでに限界を超えていると聞きます。
これを読んだ皆さんは温かい目で、そして暖かい金銭的援助でどうか応援のほどよろしくお願いいたします。
母 ははをより 敬具